更新日:2024年10月11日
成長とともにあっという間に着れなくなってしまう子供服は、親戚やママ友同士のお下がりとして定番です。ですが、いざ自分がお下がりを渡すとなると「迷惑にならないかな…?」と悩みますよね。
そこで、今回はお下がりの渡し方や注意点についてまとめました。また、譲る相手がいない時の子ども服の処分方法についてもご紹介します。
今はプチプラで、質のいい子供服を取りそろえるお店も多く、ネットでも好みの子供服を気軽に購入できる時代です。だからこそ「わざわざでお下がりなんていらないかなぁ?」と悩んでしまいますよね。
実際にネットでお下がりについて調べてみると
など、お下がりに対するマイナス意見も見かけるので、ますます不安になってしまいますよね。
ですが、お下がりや古着といったリユース品の人気がないかというと、そうではありません。
フリマアプリなどで子供服を出品したり、購入した経験がある方もいらっしゃると思います。
など、あえて古着で買うという選択肢をとったり、何でもいいわけではないけれど、ものの状態によっては、お下がりは経済的だし助かるという人もいます。
今の時代であっても、お下がりは決して迷惑なものではありません。
ただし、”あげたいものをあげる”のではなく、相手にとって必要そうなものや、喜ばれそうなものを見極めるなど、もらう側主体のやりとりが、今時のお下がり事情の欠かせないマナーといえそうです。
お下がりを渡したいと思うのは「少しでも役に立てれば」という相手への愛情でもありますよね。ですが、お下がりを無理に譲ろうとしたり、要らないものを押し付けてしまうと、せっかく親切心も台無しです。
きっぱりと断れない人にとっては、お下がりのいる・いらないのやり取りがストレスになってしまうこともあります。
まずは相手に必要かどうか聞いたり、負担にならないような伝え方や渡し方をすると、気持ちの良いやりとりができますよ。
ヨレヨレだったり、汚れがある服をもらって、気持ちの良い人はいないと思います。これからお下がりを着る子のためにも、基本的には綺麗な状態のものだけをお下がりとして厳選するのがよいでしょう。
また渡す前には、洗濯・アイロンをするなど、清潔にしておくことも大切です。
お下がりのいる・いらないを聞く前に、そもそもお下がりや古着に抵抗はないか確認しましょう。
「人が着たものには抵抗がある」「子どもには新品を着せたい」といった考えの人も当然います。少し距離感があるママ友なら、お下がりをもらったり・譲ったりした経験があるかなど、探ってみるのもいいでしょう。
など、一度相手に見せたり、選べるようにすると、相手も判断しやすくなります。
要らない方にとっても「同じようなのが家にあるんだ〜」「申し訳ないけど、うちの子には小さくて着れなそう」と断りやすくなります。
あえて断りやすい場面をつくることで、押しつけと感じず、やり取りの印象もよくなりますよ。
どんなにうれしいお下がりでも、子どもが嫌がるなど、どうしても着られないこともありますよね。相手に悪いと思い「もらったものだから着ないと…」とプレッシャーに感じる人もいるので、
など、相手が気軽に受けとれるような一言があるといいですよ。
どんなにありがたいお下がりも、自分の行動一つで、相手にとって不快なものになることも。ここでは、気を付けておきたい、お下がりのNG行動をご紹介します。
たとえ気心のしれた家族や親戚間であったとしても、勝手にお下がりを渡したりするのはNGです。また一度に大量に渡すのも控えましょう。収納場所が足りず、結局処分することになるなど、相手に負担がかかってしまうことも。
ぐちゃぐちゃにしてゴミ袋に詰めて渡すと、相手によってはゴミを渡されたと不快に感じることもあります。あげる時は綺麗にたたんで、紙袋などに入れて渡すのがベストです。
お下がりは、プレゼントと同じで相手にあげたもの。相手の手に渡った時点で、自分のものではないと考えるのが基本です。未練が残りそうなものは、最初からお下がりとして渡さないようにしましょう。
あげたものの行方は気になりますよね。ですが「使ってる?」と詮索するのは、もらった側もいい気はしません。お互い気持ちよくいるためにも、あげたことは忘れるくらいが一番です。
あなたにとっては大切なものでも、他の人も同じとは限りません。自分の捨てたくないという気持ちを相手に押し付けるのはNGです。また「これは〇〇のころから大切にしてて…」という話ももらう側が使いづらかったり、処分に困ってしまうので、避けるのがよいでしょう。
お下がりとして喜ばれる定番アイテムをご紹介します。ご自宅で眠っている子供服にも、お下がりとして「これなら嬉しい!」というアイテムがあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。
制服や体操服は必需品にも関わらず、非常に高価で、買い替えもしにくいアイテムです。新品で購入するご家庭でも、着替えや予備にできるのでお下がりは助かります。また学校の体育で数回しか着ないような柔道着などもお下がりとして人気です。
スノーウェアや浴衣など、厚手のアウターなど、出番が少ない季節用品は、お下がりでもらえると嬉しいアイテムの一つ。小さいうちはサイズアウトも早いですし、「たった数回使うためだけに買うのは気が引ける…」と思うこともあるので、お下がりにピッタリです。
卒園・入学式・発表会などのイベントに欠かせないアイテムで、着る頻度も少なく、クリーニングに出したり、良い状態で保管されているご家庭も多いのではないでしょうか。流行に左右されにくく、お下がりとして万人受けしやすいです。
ブランドものは状態が良く長く使えるものが多いので、たとえ着古したものでも喜ばれることが多いです。ブランドものは成長の早い子どもには躊躇してしまいがちなので、お下がりでもらえると嬉しいアイテムです。
新品のものや未使用に近いアイテムは、お下がりが苦手な方でも受け取りやすいです。保育園の着替えなどはとにかく枚数がいる場合など、買いそろえるよりも経済的で、非常に助かります。
お下がり以外にも、大切な子ども服を気持ちよく手放す方法をご紹介します。お下がりの貰い手がいないときに参考にしてみてください。
自治体やNPOなどが主催する、おさがり交換会に参加する方法です。身近にママ友や家族といった譲り先がいなくても、必要とする人に譲ったり、お互いに交換したりできるので捨てるのに罪悪感がある方にはおすすめです。
寄付団体によっては、洋服だけでなく、人形やおもちゃなどの寄付も受付ています。破れている服や破損が激しいものは引き取りNGなものもありますので、寄付先のルールをしっかりと確認しましょう。
フリマサイトに出品して売ることで、いらないものをお金に変えることができます。ただし、写真をとったり、綺麗に手入れや梱包したりという手間や売れるまで時間がかかるというデメリットがあります。
その場で買取ってもらえるので、フリマアプリと違ってすぐにお金に変えることができます。ただし、状態の悪いものや、ノンブランドの服は買取ってもらえない場合があります。
もう着る人がいない場合は、思い切って捨てることも大切です。また子ども服以外にも不用品がたくさんあるという場合は、不用品回収業者などを利用すると、分別や持ち出しの手間なく、手軽に捨てることができますよ。
お下がりを渡す時は、相手が喜びそうなものを選んだり、相手が断れるようなポイントをちゃんと作るなど、ちょっとした気遣いで印象が変わるので、ぜひ今回ご紹介した方法を参考にしてみてください。