ゴミ屋敷に戻らない!戻る前に知りたい、キレイを保つ6つのコツ

更新日:2024年10月16日

ゴミ屋敷に戻らない!戻る前に知りたい、キレイを保つ6つのコツ

多忙やストレスによって部屋が散らかり、ゴミを溜め込んでしまうことは少なくありません。専門業者に依頼して一度は部屋をきれいにしてもらっても、業者に依頼した人の約半数が再びゴミ屋敷に戻ってしまうといわれています…。

そこで今回は、ゴミ屋敷を繰り返してしまう原因とリバウンドしないためのコツを6つ解説します。

1.ゴミ屋敷がリバウンドしてしまう原因

ゴミ屋敷を繰り返してしまう原因はおもに6つ考えられます。

  • 掃除の仕方を知らない
  • 片付けの習慣がない
  • 物を増やしてしまう
  • 物を捨てることに抵抗感がある
  • ストレスが多く片付ける精神的余裕がない
  • 心理的要因

これらの原因を解消するためには、日常的な片付けの習慣を身につけることやストレスの管理、必要に応じて心理的なサポートを受けることも有効です。

そこで今回はゴミ屋敷を繰り返さないために気を付けるべき6つのポイントを解説します。

2.ゴミ屋敷にリバウンドしないために大切なこと

①床に物を置かない

ゴミ屋敷や汚部屋は、床に物が溢れて「床が見えない」状態になりやすいです。特に、床に物があっても気にしない人が陥りやすい傾向があります。そのため、極力物を床に置かないことを意識することが重要です。常に床が見える状態を保つことがゴミ屋敷化を防ぐ一つの方法です。

さらに、すぐに手の届く場所にゴミ箱やゴミ袋を設置することでゴミがすぐにすてられるためゴミを床に放置しなくなり、ゴミ屋敷の予防にもつながります。床に物を置いてしまうと、そのままにしてしまうクセがつきやすいため注意が必要です。

②燃えるゴミは毎週捨てる

ゴミ屋敷にしないための基本はゴミを溜め込まないことです。

ゴミ捨ての日時をしっかり把握し、決めた日には必ず捨てる習慣をつけましょう。燃えるゴミだけでも処分しておくことでゴキブリやネズミなどの害虫の発生を防ぐことができます。たとえゴミ袋が満杯でなくても後回しにせず、必ず捨てることが重要です。ゴミの量が少ない場合やゴミ袋に余裕がある場合は、使っていない物や使わなくなった物を一緒に処分すると良いでしょう。

③片付けを習慣化する【毎日5分片付ける!】

毎日5分の片付けは、無理なく始めやすく続けやすい習慣です。長時間の片付けは負担に感じても短い時間なら日々の生活に取り入れやすく、結果として部屋を常にきれいに保つことができます。

もし時間の確保が難しいと感じる場合は、既に行っている習慣に片付けを紐づけると効果的です。例えば「お風呂上がりの5分間」「起床後の5分間」など、毎日の行動と結び付けておくと忘れずに続けることができます。また片付ける気分にならない時は、お気に入りの曲が流れている間だけ片付けたり、タイマーを活用することでやる気を引き出せます。

④買い物リストを作る

物を増やさないように心がけることはゴミ屋敷化を防ぐための重要なポイントです。物を買いすぎると、やがて収納スペースが不足し、物が散乱してしまう原因となります。さらに、物が多すぎると何がどこにあるか把握できなくなり、同じものを再度購入してしまう悪循環に陥りがちです。特に片付けが苦手な人は無駄な物を買う傾向があるため、衝動買いを避ける工夫が必要です。

このような状況を避けるためには買い物リストを作ることが有効です。リストを作ることで家に何が必要かを確認しながら計画的に買い物ができ、無駄な買い物を抑えることができます。無駄な買い物をしなくなることで無駄遣いも減り、結果としてお金も貯まり一石二鳥です!また物を減らして部屋が片付くと生活空間が整い、ストレス軽減にもつながります。

⑤定期的に人を家に招く

第三者が自宅を訪れる環境を整えることで片付けようという意識を保ちやすくなります。また、人との交流を続けることで孤独感が軽減され、結果として物への執着心も和らぐ可能性があります。孤独を感じることで整理整頓を怠り、気付けばゴミ屋敷になってしまうこともあるため他人との関わりは重要です。そして他人の目が入ることで自宅を客観的に見つめ直すので無理なくきれいな状態を維持することができ、自然と部屋を片付ける意識が高まります。

⑥ストレスを発散する

片付けの気力が湧かない理由の一つには精神的なストレスが関係していることが多いため、根本的な原因である精神的なストレスへの対策が不可欠です。

散らかった部屋は視覚的な情報が多く、脳に負担をかけストレスを感じやすくなります。特に、仕事や人間関係、社会的なプレッシャーを抱えている人はストレスから片付ける気力を失い、ゴミを溜め込んでしまいがちです。

このようなストレスが原因で「溜め込み症」や「買い物依存症」といった代償行動に陥ることもあります。こうした悪循環を防ぐにはストレスを発散することが重要です。スポーツや趣味、旅行や映画鑑賞、専門官のカウンセリング等を活用することで心身のリフレッシュが期待できます。簡単な方法としては、カーテンを開けて日光を取り入れることもストレス軽減に効果的です。

3.キレイを保つコツ

片付けやすい部屋を作ることは部屋をキレイに保つために重要なポイントです。

⓵物の定位置を決める

ラベリングを行い物の定位置を明確にすることで探し物がなくなり生活の質が向上します。

定位置の決め方

  • ・使用頻度の高い物は腰高の位置に置く
  • ・出し入れしやすくする
  • ・使う場所の近くや動線上に配置する
  • ・用途が似ている物は一カ所にまとめて収納する
  • ・詰め込みすぎずに余裕を持たせること

上記のように使いやすさを重視して置き場所を決めることが大切です。物が多すぎると片付ける意欲を削ぐ原因になるため、収納スペース以上の物を持たせないように心がけます。
「使ったら元の場所に戻す!」という習慣をつけることで散らかる原因を防ぐことができます。

②物の整理をする

物を増やさないことは部屋をキレイに保つために重要です。そのため、物を購入する際には「1つ買ったら1つ捨てる」というルールを意識することで部屋に物があふれることを防ぐことができます。

それでも、時間と共に少しずつ物は増えてしまうため、定期的に整理を行うことが必要です。整理をする際にはエリアごとに物を全て出し、どれだけの量があるのかを把握することが大切です。出しながら「必要」「不要」に分けることで整理も進みます。定期的な整理を習慣にすることで、物が増えすぎるのを防ぎ快適な生活空間を維持することができます。

③ついで掃除

部屋をキレイに保つためには「ついで掃除」を習慣化するのがおすすめです。何かのついでにサッと掃除をすることで、家の中を常にきれいな状態に保ちやすくなります。特に洗面台・トイレ・お風呂など、日常的に使う場所を利用したついでに短時間で掃除することで、手間をかけずに清潔を維持できます。

ついで掃除のポイント

  • ・1回の掃除は5分以内で終わらせる
  • ・1種類の掃除に集中する
  • ・掃除道具は手の届く場所に置く
  • ・便利な道具や洗剤を積極的に取り入れる
  • ・完璧にできなくても気にしない!

掃除が億劫に感じる人ほど日常の動作に掃除を取り入れることで普段の掃除を格段に楽にすることができるのでオススメです。

4.もしゴミ屋敷を繰り返してしまったら…

一人で抱え込まずに早めに助けを求める

一度片付けても再び同じ状況に陥ってしまうこともあります。しかし、一人で抱え込むのではなく早めに周囲に助けを求めることが大切です。以下のような相談先を活用することで問題解決の道が開けます。
・周囲の人に相談する
・行政機関に相談する
・専門業者に相談する
・専門家に相談する
・頼できる人に家の状態を相談する
ゴミ屋敷問題は一人で解決しようとせず、早めに相談することが大切です。

片付けのプロに定期的に依頼する

忙しい日々、片付けや掃除が苦手な人にとって家が徐々に汚れていくことは見過ごされがちです。しかし掃除をしないまま放置してしますと知らず知らずのうちにゴミや不用品が溜まりやすくなり、「ゴミ屋敷」になってしまうこともあります。こうした状況を避けるために定期的にプロの清掃業者に依頼することがオススメです。

費用はかかりますが、プロに任せることでゴミや汚れが溜まる前にしっかりと対処できます。自分の生活に余裕を持たせ、快適な住環境を維持するためにも定期的な清掃サービスは有効な手段といえるでしょう。

5.まとめ

生活習慣を改善することはゴミ屋敷から抜け出すための重要な一歩です。生活環境を変えることで、その状況から抜け出すことができることもあります。しかし、急に全てを片付けようとすることを続けるのは難しいため、無理のない範囲でルールを決めて習慣化することが大切です。どんなに忙しくても、やる気が出なくても「これならできる」と思えるくらい小さなステップから始めることが成功のコツです。まずは1つだけ片付けてみるなど、徐々に無理のない範囲で取り組むことで少しずつ習慣化していくことが重要です。

また、生活習慣を変えられない場合や不用品を片付けることに強い抵抗がある場合には精神的な問題が影響していることもあるため医療機関の受診を検討するのがよいでしょう。

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