引っ越しの日が大雨!当日キャンセルはできるの?

更新日:2024年11月26日

引っ越しの日が大雨!当日キャンセルはできるの?

引っ越しを控える方にとって気になるのが当日のお天気。特に引っ越し当日の天気が大雨や台風の予報なら「そもそも引っ越しできるの?」と気になりますよね。

今回はそんな雨の日の引っ越し業者の対応や雨の日の引っ越し対策についてまとめました。

1.当日が雨でも引っ越しはするのか?

結論からいうと、雨の日でも引っ越しは通常通り行われます

引っ越し業者は、引っ越し当日に向け、人員の調整や他のお客様とのスケジュール調整を行っています。そのため雨を理由に予定を変更していては、仕事が回らなくなってしまいます。

また、お客様側も引っ越し日を退去日ギリギリに設定していたり、引っ越しのために仕事を休んだりしていますよね。雨を理由に安易に予定を変更してしまうと、お客様側も困ってしまいます。

ですので、基本的に悪天候であっても、引っ越し業者側からキャンセルを申し出ることはありません。

2.台風や豪雨でもキャンセルできない?

暴風雨で、道路の通行障害が起きたり、洪水や土砂崩れなどで歩くのが困難なほど危険な状況であれば、引っ越し業者から延期やキャンセルを申し出ることがあります。

引っ越し業者のほとんどは、国が定めた「標準引越運送約款」をもとに運営を行っています。

この約款には、地震、津波、洪水、暴風雨、地すべり、山崩れといった天災の場合は、引越し業者側から延期を申し出ても良いとされいます。その場合は、お客様側にキャンセル料などは掛かりません。

引っ越し業者によっては、台風が予想される場合は事前に相談ができたり、天候が落ち着くまで待機するなど、柔軟に対応してくれるところもありますよ。

引っ越し日に大雨が予想されるときは、ぜひ早めに依頼をしている業者に相談をしてみてくださいね。

3.雨を理由にキャンセルしたい場合は?

「でも雨の日の引っ越しは心配…」「引っ越しするなら晴れの日がいい!」ということもありますよね。

お客様側から天候を理由に延期やキャンセルを申し出ることは問題なくできます。ただし、その場合は「お客様都合のキャンセル」になるので、以下の点に注意が必要です。

①3日前までに申し出る

前述した「標準引越運送約款」に基づく、キャンセル料は下記の通りです。

当日 見積書の運賃及び料金の50%
前日 見積書の運賃及び料金の30%
前々日 見積書の運賃及び料金の20%
3日前 無料

当日や直前の申し出は、キャンセル料が発生してしまいます

ですが、3日前までであれば、どんな理由であれキャンセル料はかかりません。また台風などやむを得ない理由であれば、キャンセル料は不要といってくれることもあるので、とにかく早めに相談しましょう。

②料金が上がってしまう可能性がある

延期の申し出ができたとしても、当初の契約時と混雑状況が変わっているため、希望する日程で引っ越しができるとは限りません。最悪の場合、退去日などに間に合わない可能性も考えなくてはなりません。

また引っ越し会社は、引っ越しする曜日・シーズンによって価格設定を行っているため、日程をずらしたことで、引っ越し料金が高くなる場合があります。

よほどの理由がない限りは、雨でも引っ越しを行ったほうがお客様側にとっても良さそうです。

中止を提案されてるのに無理やり引っ越しするのはNG!

逆に引っ越し会社側から、作業が困難であることを理由に延期を申し出ているにも関わらず、無理に引っ越しを決行しようとするのも危険です。

もし荷物が壊れたり、紛失しても、天災が原因の場合は補償の対象にはなりません。

4.雨の日の引っ越しでできる対策

引っ越し業者もプロなので、雨の場合は細心の注意を払って作業をしてくれます。

大型家具・家電などは、もともと梱包資材使って梱包をするので、雨に濡れるといった心配はあまりありません。気になる場合は、雨の日の対応を引っ越し業者に確認しておきましょう。

ただし、ダンボール類は基本的にビニールをかぶせるなどの対策はしません。できれば、ご自身でも雨対策を行うのがよいでしょう。そんな時にあると便利なグッズをご紹介します。

①気泡緩衝材

ダンボールの中身を、ビニールのプチプチ(気泡緩衝材)で保護すれば、たとえダンボールに水が染み込んでも安心です。お皿など割れ物を包む際も、新聞紙ではなく、プチプチを利用すれば安心です。ダンボールの外側をビニールで覆ってしまうと、持つときに滑って落としてしまう恐れがあるので、中身の梱包のみに使用してください。

②吸水力のある雑巾やタオル

雨の日は荷物だけでなく、搬入の際に家の中まで雨で濡れてしまうことがあります。床が濡れていると滑って転倒する心配もあります。濡れてもすぐに拭きとれるように雑巾やタオルを多めに用意したり、吸水力があるお掃除クロスがあると便利ですよ。

③レジャーマット

運び込んだ荷物を一時的に置いておく場所には、ビニールシートを敷いておくといいです。とくに和室は、濡れてしまうと畳が汚れるリスクがありますよね。予め敷いておくと、床や畳が雨や汚れを保護できるのでおすすめです。水を染み込ませないビニール製のものや、滑りにくいものがよいです。

④早めに荷解きをする

濡れたダンボールは湿気を吸っています。荷物が入ったまま放置してしまうと、湿気で荷物が痛んだり、カビが発生することもあります。

万が一、引っ越しで荷物が破損した場合は、引っ越し後3ヶ月以内に引っ越し業者に伝える必要があるので、荷解きは早めに行いましょう。

6.まとめ

雨の日の引っ越しは、雨水によって不運や不吉なことを洗い流してくれるので、縁起が良いとも言われています。雨の日の引っ越しが安全にできるよう、業者との連携と自分でできる対策を忘れずに行ってくださいね。

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